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赤倉山荘(林業協業センター赤倉山荘)は、秋田県南秋田郡五城目町に位置し、主に林業労働環境の整備、林業労働力確保等により、その生産の振興を図る為に開設された施設です。温泉の歴史は古く、正保年間(1644年~1648年)の記録が残っていることから、すでに開湯350年以上経過しています。その昔、「一羽の鶴が傷を癒していたことから発見された」という逸話が現在も受け継がれており、館内の掛物にも伝説が記されています。
”赤倉山荘に伝わる 鶴の湯の伝説”
昔々、猟師が山に入ったがどういうわけかその日はウサギ一匹、ヤマドリ一羽も獲れませんでした。
男はがっかりして猟を早目に切り上げ、家路につき滑多羅沢に差し掛かると、パタパタという鳥の羽音が聞こえてきました。
猟師はハッとして足を止めやぶの向こうの林の間を透かして見たら、大きな鶴が岩の間の泉にどっぷりと身体をひたし、盛んに羽をばたつかせ泉の水を浴びているではありませんか。
鶴は傷ついた羽を泉の水にひたしていたのです。猟師は構えた鉄砲をそっとおろしました。次の日もその次の日も、男は山を下りるとき泉にこっそり近づき鶴の様子を伺いました。鶴の羽の傷は一日一日と良くなっていくようでした。五日目、鶴はどこかへ飛んでいったらしく泉のところに姿はなく、泉のほとりに美しい羽が二、三本落ちており、その名残を留めていました。
この泉から湧き出る水は、手ですくうとツルツルすることと、汚れた衣服などを洗うと汚れがよくとれ、漂白されるということを村人達は知っておりましたが、猟師は傷にも病気にも効くに違いないと考え「鶴の湯」と名付けて湯治場を開いたところ、傷にも病気にもよく効き、その上、女性は肌が白くなり美人になれるということが知れ渡り、全国各地から湯治客が殺到し、明治二十八年旧陸軍陸地測量部が作成した地図にも滑多羅温泉が載せられたくらい有名になり繁盛しておりました。
開湯300有余年の伝説の湯
Legend of Akakurasansou.
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